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ニュースリリース発表

19.08.01

環境配慮型フッ素フリー「C-zero(シーゼロ)」撥水加工素材を開発

高級紳士服地メーカーの御幸毛織株式会社(本社:愛知県名古屋市西区、取締役社長:吉田直人)は、フッ素を含まない環境配慮型の新開発撥水剤を用い、高い撥水性と洗濯耐久性を兼ね備えた撥水加工素材を開発しました。

開発の背景

繊維素材への撥水性付与には、長い間「フッ素化合物」(PFOA、及びその他のC8化合物を含む長鎖過フッ素化合物)が使用されていましたが、近年、人体及び環境への影響が懸念され始めていることを受けて、「フッ素化合物」を全く含んでいない非フッ素撥水加工技術の研究を行ってきました。

製品の特長

1)初期撥水性は5級、ドライクリーニング10回で3級と、従来品と比較しても遜色がない

2)ウール本来の風合い(手触りや柔らかな膨らみ、スムースで滑らかなドレープ性)を阻害しない

3)仕立て映えや着心地への影響を最小限に抑える

ウールを知り尽くした一貫生産工場だからこそ作り上げられた素材です。

「C-zero」の初期撥水状態

「C-zero」の初期撥水状態
きれいな球形ではじいている

従来の非フッ素系撥水剤の初期撥水状態

従来の非フッ素系撥水剤の初期撥水状態
球形が崩れ表面湿潤がある

製品概要
加工名: 「C-zero」(商品登録を申請中)
投入シーズン: 2020年春夏もの
用途: メンズ、レディース、ユニフォーム、学生服などのウール素材
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