ニュースリリース発表
24.12.17
御幸毛織、「デジタル化企業見学会」を開催
御幸毛織は、12月12日に「デジタル技術導入モデル実証事業」の一環として、名古屋本社にてデジタル化企業見学会を開催いたしました。
DX推進の背景と弊社の想い
コロナ禍を経て効率化と改革の必要性を痛感し、システム統合の課題に直面したことがDX導入の背景です。ITスキルを向上させることで余剰時間を創出し、全社員が一丸となって効率的で革新的な企業体制を実現します。今後は、事業継続のためにDX人材を増やし、各部門にDX担当を配置したいと考えています。
1. RPAを活用した業務改善
弊社は、RPAを活用して業務改善を進めています。現在、一部基幹システムへの自動入力や在庫表への更新を自動化することで、効率化と精度向上を実現しています。今後RPAを全社展開して社員の負担を軽減し、より生産性の高い業務に集中できる環境を整えます。
2. ノーコード/ローコードツールを活用した業務改善
弊社は、棚卸や在庫管理などのアプリを開発し、紙ベースでの作業をアプリでできる環境を試行中です。今後は現場の意見を踏まえノウハウの蓄積を進めながら、各ツールを活かした業務改善を促進します。これにより、社員のITスキル向上と組織全体のデジタルリテラシー向上を目指します。
3. RFIDの活用
弊社は、RFID技術を導入することで、商品の入れ替え時に起こる保管場所不明商品の探索による処理遅延を解消し、時間の短縮を目指しています。また、棚卸作業の精度と効率を向上させることで、商品管理と入出庫作業の全体的な効率化を図っております。今後も、業務のスムーズな運営と迅速な商品管理を実現します。
4. 動画SOPソフト TEBIKI
弊社は技能伝承のため、TEBIKI(動画マニュアルソフト)を導入しました。各工程の職人技術が属人化しやすく、機械と手作業が融合しているため、紙のSOPでは伝わりにくいという課題がありました。そこで、TEBIKIを導入し「技術の見える化」を図ることにしました。現在は、手作業が多い部署でベテラン技術者の動作を動画化しており、その数は1000を超えています。動画撮影に伴い、ベテランと若手のコミュニケーションが増え、関係もより良好になりました。今後も動画マニュアルによる可視化を進め、確実な技能伝承を実現していきます。