ニュースリリース発表
11.10.07
御幸グループ産学連携企画
~インクジェットプリントを用いたテキスタイルデザイン~
御幸グループは昨年度に引き続き、メンズオーダー市場における御幸グループのヤングアダルト層などへの知名度向上と、ファッションに興味のある学生の支援を目的にした産学連携活動をモード学園の学生を対象に実施します。
具体的な活動は東京・名古屋・大阪の各地区の学生約140人を対象に、毛織物に関する基礎知識習得とメンズテーラードの縫製のカリキュラムを実施。
その後、今回のケーススタディ課題である「御幸毛織の服地(毛100%)を使用したインクジェットプリントによるメンズジャケットのテキスタイルデザイン」に取り組みます。
インクジェットプリントはデジタル処理のため版下が不要で、縫製パーツごとに異なるデザインが可能となることから、学生の自由闊達なクリエイティビティが発揮できる機会を提供できるとともに、当社グループにおいても、このインクジェットプリント活用によって紳士オーダー服市場における新しい企画提案および市場の活性化に繋げることを狙いとしています。
学生からの課題提出後、御幸グループ内にてテキスタイルデザイン作品の評価・検討会を実施し、最優秀作品賞、優秀作品賞などを3~5点選出。上位入賞作品については学生の応募デザイン内容をもとにインクジェットプリントにより実際にテキスタイル作品として制作すると共に当社グループの縫製仕様でジャケット作品に仕立てあげます。
なお、テキスタイル作品のインクジェットプリント加工は羊毛の染色に適した酸性インクのプリント設備を有する株式会社野崎染色(京都府亀岡市)にて加工します。紳士毛織物のインクジェットプリントの加工は極めて珍しい事例といえます。
当社グループでは、このような産学連携企画を推進することにより、継続的に学生の支援とメンズオーダー市場の活性化を進めてまいります。