2021年度入社 / J. MIMA

生産統括部 開発部 開発グループ 兼 経営企画部 新規事業グループ

自分が携わったものが商品化されると嬉しいですし、達成感があります。

2021年度入社の三摩さん。よろしくお願いいたします。
この会社に入社した志望動機について教えてください。

私は、大学時代、服屋で販売のアルバイトをしていました。そこで、お客様から「もっと肌触りの良い服はないの？」とか「もっとこんな機能をつけた服はないの？」といった要望が多々ありました。お店にある服をお薦めしても満足いただけないこともあり、自分の手で、お客様（消費者）に満足いただけるような服を開発したいと思うようになりました。

御幸毛織では服地の開発はもちろん、企画・製造・販売の一貫体制でこだわりをもって服を作っていると感じたため、志望しました。

入社後の流れについて教えてください。

入社後2ヶ月研修期間を経て、整理グループに配属になりました。整理グループでは、生地の加工をしています。

具体的には製織ですとか、洗ったりとか、蒸したりとか、乾燥したり、薬品加工で機能をつけたりなどをしています。そこで、みっちり1年間製造の流れと薬品加工について学び、開発グループに異動となりました。その後すぐに、新規事業グループにも兼務することが決まりました。

工場の雰囲気はどのような感じですか？

他の拠点の方からは、四日市工場は長閑だねと言われることが多いです。最近は若手社員も増え、活気もあります！お昼休みは休憩室で集まったり、委員会を通じて他部署の人たちと交流したりしています。

開発や新期事業グループの仕事内容について教えてください。

開発では、新たな素材や加工方法を開発したり、薬品加工の処方を考えたり、コストダウンや品質改良に取り組んでいます。薬品加工は、まず小さな生地で試験し温度や薬品の濃度を手探りで探っていきます。そして実際の現場でも試験し、問題がなければ量産されます。

新規事業は、服地以外の分野に取り組んでいます。私は主にアグリ（農業）分野を担当しています。ウールは土壌中のバクテリアによって分解され、窒素分も多いので肥料として用いることができます。弊社では、廃材となったウールを肥料として活用できないかと可能性を探るために、工場内で作物を育てる試験をしています。

また、四日市農芸高校の皆様にも協力していただいて共同実験をしています。ウールで育てた野菜は見た目も味もいいです。化学化成肥料の削減にも貢献できます。開発も新規事業も自分が携わったものが商品化されると嬉しいですし達成感があります。

大学ではバイオ化学について研究されていたそうですが、そこで学んだことは現在の仕事にどのように活かされていますか？

私は大学時代、脱窒菌という菌について研究していました。ですので、直接業務に関係しているということはないのですが、薬品の取り扱い方や報告書のまとめ方などは、大学で学んできたため活かされていると思います。

今後の目標について教えてください。

今は、薬品加工やアグリについての実験をすることが多いのですが、将来的には自分が開発したものを商品化したいと思っています。初心を忘れずに、製造ベースではなく、消費者が求めるものを開発したいと思います。

就活生の皆さんにメッセージをお願いいたします。

大変な時期ではあると思いますが、頑張ってください。